行動ファネル分析機能

任意のユーザ行動をステップ形式で可視化し、各ステップにおける達成・離脱それぞれのユーザ数および割合と、それぞれの群を構成するユーザの行動詳細を表示する機能です。

※本機能は有料オプション機能ですので、詳細につきましては弊社営業担当までお問い合わせください。営業担当がご不明な場合は、営業窓口(sales@bebit.com)までお問い合わせください。

ご利用方法

トップ画面

左ナビ棒グラフアイコン（行動ファネル分析）をクリックするとトップ画面に遷移します。トップ画面では以下のことが行えます。

新規ファネル作成
ファネル履歴の確認
- 新しいものから順に最大で 50 件表示されます
ファネル履歴から条件を復元して分析
- 履歴から条件を復元した場合、基本的に過去の分析結果がそのまま表示されます
過去行った分析の条件を編集して再度分析
- 履歴パネル右上の「条件を編集」のリンクより行えます

条件設定画面

行動ファネル分析したい条件を新たに入力し、ファネルを作成する画面です。

条件設定手順

「ファネル」の入力欄から、任意の名前をつけます
- 名前の最大長は 40 文字です
「期間」より行動ファネル分析の対象とする期間を指定します
- 開始日ならびに終了日は731日前～2日前の日付を指定できます
- 期間の長さの上限は 3 ヶ月です
ユーザ行動・ユーザ属性で対象ユーザ設定を行い、分析対象とするユーザの母集団を絞り込みます（任意）
- ユーザ行動では行動の回数と期間を指定してユーザを絞り込みます
  - 指定できるユーザ行動の種類は以下です
    - コンバージョン
    - イベント
    - ビジネスイベント
    - 行動履歴
    - ページ
    - スクリーン
    - 流入経路
  - 行動の回数の条件に指定できるのは「以上」、「以下」および「に等しい」です
  - 指定可能な期間の長さは1日～92日です
    - 対象期間は、ファネル対象期間内に収まっている必要はありません
- ユーザ属性ではオフラインデータインポート機能でインポートした属性情報を用いてユーザを絞り込みます
  - オフラインデータインポート機能にてユーザ属性のインポート設定を行っている場合にのみ設定が可能です
  - 最大で5つまで設定することができます
  - ユーザ属性のデータ種別が「テキスト」の場合は文字列の完全一致/部分一致で、「数値」の場合は値指定/範囲指定で条件指定します
ファネルを構成する各条件(ステップ)を設定します
- 条件は最低 2 ステップ設定が必要です
- 最大で 6 ステップ設定できます。「ステップを追加」ボタンからステップが追加できます
- 設定できる条件の詳細は下記補足をご覧ください
ステップ間の行動エッジの条件を指定します
- 以下のものを条件として指定できます
  - 全ての訪問…全ての訪問が対象になります
  - 同じ訪問内…前後のステップが同じ訪問内という条件です
    - 前の行動のあとすべて…前後のステップの間に他の行動が存在するかは考慮しない
    - 前の行動の直後…前後のステップの間には他の行動が存在しない

補足：各ステップの条件に指定できるもの

ユーザ行動
- コンバージョン
- イベント
- ビジネスイベント
- 行動履歴
- ページ
  - ページURL/ページタイトルの完全一致/部分一致/ワイルドカード(0文字以上の任意の文字列)で指定できます
    - ワイルドカードの詳細については、その他詳細な利用方法・仕様の項をご参照ください
  - 最大入力可能文字数は256文字です
  - 入力フィールドに文字を入力するとサジェストが表示されます
    - 仕様詳細についてはその他詳細な利用方法・仕様の項をご参照ください
- スクリーン
  - スクリーンURL（※アプリ内ブラウザの場合に取得されます）/スクリーン名の完全一致/部分一致/ワイルドカード(0文字以上の任意の文字列)で指定できます
    - ワイルドカードの詳細については、その他詳細な利用方法・仕様の項をご参照ください
  - 最大入力可能文字数は256文字です
  - 入力フィールドに文字を入力するとサジェストが表示されます
    - 仕様詳細についてはその他詳細な利用方法・仕様の項をご参照ください
- 流入経路
  - リファラ・入口ページで指定
    - リファラURL/入口ページURL/入口ページタイトルの3種類から、最大3つのサブ条件を指定できます。複数の条件を指定した場合、AND条件として動作します
    - マッチ条件は部分一致・完全一致・ワイルドカード(0文字以上の任意の文字列)から選択可能です
    - ワイルドカードの詳細については、その他詳細な利用方法・仕様の項をご参照くださ
    - 入口ページURLまたは入口ページタイトルの入力フィールドに文字を入力するとサジェストが表示されます（仕様詳細についてはその他詳細な利用方法・仕様の項をご参照ください）
  - 流入パラメータで指定
    - 流入時に付与されていたパラメータに対して部分一致検索を行います
    - 検索対象はURL内に含まれている最初の?以降の文字列です　※#が含まれている場合は#の直前まで
コンバージョン・イベント属性
- ユーザ行動の種別が CV あるいはイベントの場合に条件として設定できます
- 属性タイプが「数値」の場合は値指定/範囲指定で条件指定します
  - 値指定は〇〇 "「以上」・「以下」" から選択できます
  - 範囲指定は「〇〇以上〇〇以下」の指定となります
  - 条件として指定できる数値は 0 以上の整数のみです
- 属性タイプが「テキスト」の場合は、文字列の完全一致/部分一致で条件指定します
  - 最大入力可能文字数は100文字です
行動履歴の属性
- ユーザ行動の種別が行動履歴の場合に条件として設定できます
- 選択した行動履歴に応じて以下の属性が指定できます
  - 電話あり：内容
  - メール問い合わせあり：タイトル
  - 来店あり：店舗名/来店目的
- 文字列の完全一致/部分一致で条件指定します
- 最大入力可能文字数は100文字です
期間指定
- 各ステップ個別に期間の条件を指定できます
- 指定できる期間はファネル全体の期間の範囲内です
除外条件としての設定
- 行動エッジが「全ての訪問」のみで構成されている場合、1 ステップ目以外のステップを除外条件として設定することができます
- 除外条件にしたい場合は「除外条件に設定する」のチェックボックスにチェックを入れてください

結果画面

「対象ユーザ設定」で設定した条件ならびに、その条件に合致したユーザの総数、ファネル条件で分析した結果のグラフや、ステップ・行動エッジの条件、各条件に該当する/しないユーザの一覧を確認することができます。

対象ユーザ設定でユーザ行動とユーザ属性両方の条件が設定されていた場合は、どちらにも合致したユーザの総数が表示されます。
「0回以上」,「0回に等しい」または「n回以下」が指定された場合の「0回」に合致するユーザは、対象ユーザ設定で指定された期間に何らかの行動が少なくとも1回以上記録されたユーザ（アクティブユーザ）のうち、条件に合致しなかった (=0回) ユーザです
結果のバーや数値をクリックすると、その条件に該当する/しないユーザの検索を実行し、該当ユーザ一覧を表示します
- 該当ユーザが 2000 名以上いる場合は、2000 名まで表示します
- ユーザ一覧の「行動の概要」にて、ファネル条件分析時に合致した各ステップの訪問バー・行動履歴・ビジネスイベントがハイライトされます
  - 除外条件の該当ならびに通常条件の非該当については、ハイライトすべき訪問バー・行動履歴・ビジネスイベントが存在しないためハイライト対象となりません
「条件を編集」ボタンをクリックすることで、同様の条件を保持したまま条件設定画面に移動します
行動エッジの条件は「同じ訪問内」のみ表示されます
- 「全ての訪問」は表示が省略されます

その他詳細な利用方法・仕様

ウェブ計測・アプリ計測・オフラインデータインポートの全データが集計対象です
結果画面のURLを他利用者に共有することで、同じ画面（ファネル条件で分析した結果画面、ユーザ一覧画面、絞り込み結果画面）を表示させることが可能です
通常のユーザ一覧画面と同様、ユーザ一覧に対して行動絞り込みや行動パターン分析・セグメント別利用傾向分析ならびにCSVダウンロードを利用することができます
- セグメント別利用傾向分析の期間には行動ファネル分析の対象期間が設定されます
- CSVについて「ユーザ抽出方法」「コンバージョン」「コンバージョン属性」の項目はハイフン (-) で表示されます
ページ・スクリーン・流入経路の条件に利用できるワイルドカードについては以下のような仕様です
- 条件にワイルドカード文字* を使用せずにマッチ条件「ワイルドカード」を指定した場合、「部分一致」指定時と同じ絞り込みが行われます
- * をワイルドカードとしてではなく文字そのものとしてマッチさせたい場合は、「部分一致」または「完全一致」をご利用ください。
- * や** など、* のみで構成された文字列をワイルドカードの条件に指定することはできません。
ページ・スクリーン・入口ページのサジェスト機能は以下のように動作します
- 入力フィールドに1文字以上の文字を入力した際にサジェストの取得が開始されます
- ユーザの入力と部分一致する候補が見つからない場合、またはエラーが発生した場合、サジェストは表示されません
- ユーザの入力と部分一致する候補を検索する際、英字の大文字・小文字の区別はされません
- ページURL・スクリーンURL・入口ページURLはエンコードされたURLとの比較になります。日本語URLなどURLエンコードされていない文字列が入力された場合、サジェストは表示されません
- 計測されたページURL・スクリーンURL・入口ページURLはhttp:// から始まっている可能性がありますが、入力サジェスト機能での、各URL はhttps:// から始まります
- ページURL・スクリーンURL・入口ページURLの入力時にサジェストされる各候補URLには、下記の処理が行われます
  - URLスキームは https:// で固定
  - URLに含まれる ?, #, ; 以降の文字列は除外
  - URLの末尾に / が含まれる場合は除外
入力サジェスト機能は入力補助を目的としたもので、ユーザ行動として計測されているURLとの同一性を保証するものではありません。特に完全一致でご利用いただく際は十分にご留意ください