行動絞り込み機能の使い方
機能概要・利用シーン
行動絞り込み機能は、指定した行動パターンに該当するユーザまたは指定した行動を"行っていない"ユーザを絞り込む機能です。本機能は以下のユーザ一覧画面にて使用可能です。観察結果から得られた仮説の定量的な妥当性を検証したり、実施した施策の効果を定性的に確認することができます。
- ユーザ検索結果
- CVまで惜しかったユーザ
- CVに手間取ったユーザ
- お気に入りユーザ
- メモ履歴
- 閲覧履歴
- 分析ツール経由のユーザ一覧
行動絞り込みは、どのデバイスで行動したかの「デバイス」、行動条件を決める「行動ノード」、行動と行動の間の期間条件を決める「行動エッジ」でできています。
行動絞り込みの条件・要素
デバイス対象期間
絞り込み条件を検索する期間を指定します。 指定できる期間は以下の通りです。:
- 全期間 (731日・デフォルト)
- 1年以内 (366日)
- 6ヶ月以内 (180日)
- 3ヶ月以内 (90日)
- 1ヶ月以内 (30日)
デバイス
ユーザが利用したデバイスを条件に、絞り込むを行うことができます。 条件に指定できるデバイスは以下の通りです。
- PC
- iPhone
- Android
- iPad
なお、デバイス絞り込みの仕様としまして、デバイスを 1 つだけ選択した場合は、そのデバイスでの行動のみ記録されているユーザが検索されます。
一方デバイスを複数選択した場合は、指定された条件の OR 検索となります。
具体例を挙げると、以下のように検索されます。
- PC が指定された場合は、PC のみのユーザが検索される
- PC と iPhone が指定された場合、「PCのみ」「iPhoneのみ」「PCとiPhone」のユーザが検索される
行動ノード
以下の8種類の行動を条件として指定できます。 ※各行動ノードで指定可能な条件の詳細については、 こちらをご覧ください。
- Webでの行動
- 「流入経路」
- 「サイト内のページを閲覧」
- アプリでの行動
- 「起動」
- 「スクリーンの閲覧」
- Web・アプリ共通の行動
- 「イベント」
- 「コンバージョン」
- インポートデータからの絞り込み
- 「行動履歴」
- 「ビジネスイベント」
留意点
- 「Webでの行動」、「アプリでの行動」は、計測中のもののみ表示されます
- 「インポートデータからの絞り込み」は、インポートデータを設定している項目のみ表示されます
- 1 つの行動ノード内に、2 つの行動を OR 条件として指定することが可能です
行動エッジ
設置された行動ノードと行動ノードの間の期間を設定します。期間条件は以下の5種類があります。
- 全ての訪問
- 全ての訪問が対象になります
- 同じ訪問内
- 前後の行動ノードが同じ訪問内という条件です。
- 行動ノード間の間隔を "ステップ" として指定することができます。指定できるものは以下です。
- 前の行動の直後
- 前の行動から〇ステップ以内(任意のステップ数を指定)
- 前の行動のあとすべて
- 別の訪問
- 前後の行動ノードが異なる訪問内という条件です
- 前の訪問から○日以内
- 前の行動ノードから、指定した期間内という条件です
- 「1日」、「7日」、「30日」から選択可能です
- 指定した期間内であっても、同一訪問のアクセスは対象に含まれません
- 前の行動ノードから、指定した期間内という条件です
- 前の訪問から○日以上
- 前の行動ノードから、指定した期間以上経過しているという条件です
- 「1日」、「7日」、「30日」から選択可能です
留意点
- 除外ノードの前後のノードを繋ぐ行動エッジでは下記のエッジのみ選択できます
- 全ての訪問
- 同じ訪問内 (前の行動のあとすべて)
- 別の訪問
操作手順
絞り込み条件を指定する
- ヘッダー右部にある「行動で絞り込む」ボタンをクリックします
- デバイス絞り込みの条件をセットします
- 条件にするデバイスにチェックを入れてください
- デバイス絞り込みが不要な場合、チェックは不要です
- モーダル右部の各行動をドラッグ&ドロップして絞り込み条件をセットします
- 行動ノードは最大5個設置できます
- "除外する"条件は条件全体で 1 つのみ指定できます
- 最初と最後のノードについては、ラジオボタンの "除外する" で指定します
- 途中のノードについては、"除外条件を追加" のチェックボックスをチェックした後、各行動をドラッグ&ドロップするようにします
- OR 条件として 2 つの条件を指定したい場合、 1 つの条件をすでに指定している行動ノードに対して、新たな条件をドラッグしてください
- ページ・スクリーン・入口ページの入力フィールドにはサジェストが表示されます
- 複数指定する場合は、行動エッジも指定します
- 条件がセットできたら、「絞り込む」をクリックします
絞り込み履歴から指定する
- ヘッダー右部「行動で絞り込む」より、ツールチップ内の「絞り込み履歴」をクリックします
- 絞り込み条件を履歴から選択します
- 絞り込み履歴は、直近のものから遡って最大50件まで表示されます。
- 該当条件が入力されたフォームに遷移するので、そのまま「絞り込む」をクリックします
結果画面
上記「操作手順」を実施すると絞り込み結果が表示されます。
- ユーザ一覧には該当するユーザのみ表示されます
- 画面左上には該当する割合が表示されます
- 50名(※条件に合致するユーザが50名未満の場合はそのユーザ数まで)まで順に表示されます
- 「More」ボタンを押下することで、10名ずつユーザを追加で表示できます
- 絞り込み後の「行動の概要」では、"含める"行動ノードを含む訪問バーが黒になります
- 絞り込み条件で"含める"行動ノードを1つだけ指定した場合は、古い訪問から最大100訪問まで、指定した行動ノードに合致した訪問がハイライトされます
- "含める"行動ノードを2つ以上指定した場合は、指定した各行動ノードに合致した最新の訪問のみハイライトされます
- "除外する"行動ノードに対しては、ハイライト表示は行われません
- 絞り込みをやり直したい場合は、ヘッダー右部「行動で絞り込む」ボタンをクリックして条件を変更してください
- 絞り込みを解除して最初に検索したユーザ一覧を表示したい場合は、「行動で絞り込む」ボタンをクリックしてから「絞り込みクリア」をクリックします
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行動絞り込み機能の活用例や詳細仕様に関しては、 下記の関連記事をご参照ください。