アプリ計測のデータが全く表示されない

USERGRAM 上にアプリ計測のデータが全く表示されない場合、以下の原因が考えられます。

1. 「コンバージョン」または「サービスID」のFirebaseイベントログ出力を正しく行えていない

USERGRAMでは「コンバージョン」または「サービスID」のいずれかが取得されないと、ユーザ検索の対象になりません。

「コンバージョン」または「サービスID」について、Firebase イベントのログ出力の実装ミスがあり、USERGRAM にデータ反映がなされていない可能性もございますので、 FirebaseのDebugViewでイベントログの取得状況を確認するを参考に正しくログ出力ができているか動作確認を行ってください。

2. USERGRAMに登録された「プロジェクトID」「データセットID」のいずれかが誤っている

設定されたプロジェクト ID あるいはデータセット ID が誤っていますと、たとえ Firebase イベントのログ出力が正しく行えていたとしても、USERGRAM にデータ反映することができません。

プロジェクトID/データセットIDを登録するで設定した情報に誤りがないか確認してください。※分かりづらく恐縮ですが、Google Cloud Platform 上の BigQuery のコンソールには、<project_name>.<dataset_name> という形式で "データセットID" という名称のIDが表示されておりますので、USERGRAMのプロジェクトIDには<project_name>の部分を、データセットIDには<dataset_name>の部分を入力してください

3. お客様の BigQuery データセットへのエクスポートが正しく行われていない

FirebaseからBigQueryへデータをエクスポートするの設定が行われていませんと、お客様の BigQuery データセットからデータを取り出すことができず、USERGRAM にデータ反映することができません。こちらの作業漏れがないかご確認ください。

また、設定が行われていたとしても、その内容が適切でないとデータ反映が行われません。例えば、データのエクスポート頻度は「毎日」にし、かつお客様の BigQuery データセットは USリージョン (US マルチリージョン) ・asia-northeast1 リージョン・asia-northeast2 リージョンのいずれかに作成する必要がございます。

そういった点含め、設定内容が適切かご確認ください。

4. お客様の BigQuery データセットに USERGRAM のアクセス権限が付与されていない

お客様の BigQuery データセットに USERGRAM のアクセス権限が付与されていませんと、USERGRAM 上にアプリ計測のデータを反映することができず、データが表示されません。

弊社アカウントにお客様BigQueryへのアクセス権限を付与するの記事をご一読の上、権限付与が正しく行われているかご確認ください。

5. 「コンバージョン」のマッピング設定が誤っている

Firebase イベントのログ出力・BigQuery の連携設定が問題ない場合でも、Firebase イベントとコンバージョンのマッピング設定に誤りがありますと、該当の Firebase イベントが USERGRAM 上に表示されません。

計測項目を設定するで設定した情報に誤りがないか確認してください。

6. 「計測対象サイト」の設定を行っていない

アプリ内ブラウザの計測を行う場合、アプリ内ブラウザの表示対象となるページを「計測対象サイト」に登録する必要がございます。

計測対象サイトの設定を行っていませんと、アプリ内ブラウザでの行動が計測されませんので、漏れなく設定をお願いいたします。計測対象サイトの設定についてはこちらをご覧ください。

上記いずれにも当てはまらない場合

アプリで計測を行うには「お客様アプリ → Firebase → BigQuery → USERGRAM」という順序でデータが反映される必要があり、そのための設定を初期導入ガイド（アプリ計測）で案内しております。

計測データが全く表示されない場合、上記データの流れのいずれかの箇所で不備が発生している可能性がございますので、初期導入ガイドを改めて見直していただき、設定不備・設定漏れなどがないか改めてご確認ください。