2023/09/26 Chromeのサードパーティクッキー廃止に対する対応-第1段階のリリース-

概要

Google は、2024年にChromeのサードパーティクッキーの廃止を予定しています。

これに伴い、先にご案内した通りUSERGRAMではChromeがサードパーティCookieを廃止するより前に、ファーストパーティCookie(およびlocalStorage)を使ったユーザ計測に段階的に移行する予定です。

  • 現段階: サードパーティCookieを使って計測
  • 第1段階: サードパーティCookieとファーストパーティCookieを併用して計測
  • 第2段階: ファーストパーティCookieのみを使って計測

本リリースは、サードパーティCookieとファーストパーティCookieを併用して計測するための第1段階のリリースとなります。実施は 2023年 9月 28 日(木曜日)18時以降 を予定しています。

また、FirefoxにおいてもTotal Cookie ProtectionとよばれるサードパーティCookie向けプライバシー対策がリリースされており、複数ドメインのユーザ行動が追えなくなりつつあります。本リリースではFirefoxに対してもChromeと同様の変更を適用します。

本リリースによる変更点

ChromeまたはFirefoxユーザがアクセスした場合、サードパーティCookieとファーストパーティCookieの紐付けを行います。

これにより、これまで観察してきたChromeまたはFirefoxユーザを、今後も同一ユーザとして行動観察をできるようになります。

また、ChromeまたはFirefoxユーザのアクセスではファーストパーティCookieが利用されるため、ブランドドメイン計測を有効化している場合、これらのブラウザに対してもブランドドメイン計測機能が自動的に適用されます。

現時点では、ChromeおよびFirefoxユーザの計測におけるブランドドメイン計測のメリットおよびデメリットは特段ありません。

移行期間

第1段階で一度もアクセスがなかったユーザが、第2段階以降にアクセスした場合、USERGRAM上は別ユーザの行動として表示されます。

この状況をできるだけ少なくするため、第1段階の移行期間を十分に確保する予定です(現時点では2023年11月末までを予定)。

複数ドメイン間のCookie引き継ぎ処理

ファーストパーティCookieを使った計測では、単一ドメイン内でのみ同一ユーザとして同定され、複数ドメイン間では異なるユーザとして同定されます。

複数のドメインをまたいで同一ユーザとして行動観察するためには、お客様による複数ドメイン間でCookie 引き継ぎ処理が必要となります。

この引き継ぎ処理は、第2段階の切り替えリリース前までを推奨しますが、任意のタイミングで実装頂けます。

お問い合わせ

本件に関するご連絡は、下記サポート担当までお願いいたします。 

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

▼お問い合わせ先---------------
株式会社ビービット
ソフトウェアサポート担当
メール:ug_support@bebit.com
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