アプリ計測にて、あるユーザのデータが全く上がってこない

USERGRAM上で、あるユーザの一部またはすべてのアプリデータが確認できない場合、以下の可能性が考えられます。

1. Firebaseイベントログ出力を正しく行えていない

Firebase イベントのログ出力に実装ミスがあり、USERGRAM にデータ反映がなされていない可能性があります。

FirebaseのDebugViewでイベントログの取得状況を確認するを参考に正しくログ出力ができているか動作確認を行ってください。

2. コンバージョンが計測されていない

USERGRAMでは「コンバージョン」または「サービスID」のいずれかが取得されないと、ユーザ検索の対象になりません。

そのため、まだコンバージョンに紐づいたFirebase イベントが発生していない場合、データが表示されません。
また、コンバージョンが発生していたとしても計測不良によりコンバージョンが計測されていない場合も該当ユーザが表示されません。

計測不良については、上述の「1. Firebaseイベントログ出力を正しく行えていない」の項でご案内しているような Firebase の実装ミスに加え、ネットワークの不安定な環境にいたためにきちんと計測データが送信できなかったなどのユーザ環境起因の可能性もございます。

3. データ取得制限により取得されていない

データ取得制限機能ではユーザ単位でデータを取得する/しないを制御しておりますので、データ取得制限機能をご利用中の場合、データを取得しない側となったユーザの計測データは USERGRAM 上に一切表示されません。

従いまして、データ取得制限機能を用いて取得データを制限したままテスト計測を実施しますと、データ取得制限により計測データが表示されないといったことが発生し得ます。もしアプリが本番公開前でしたら、一時的にデータ取得制限を解除して(1/1 して)テスト計測することもご検討ください。 

4. 計測がまだUSERGRAMに反映されていない

アプリの計測データについては、ユーザのアクセスやコンバージョンが実際に発生してから 1 ~ 2 日後に観察画面へと反映されます。
※データ連携の流れの詳細については こちらをご参照ください。

恐れ入りますがその点をご考慮の上、ユーザの検索を行ってください。

5. ユーザ検索条件が誤っている

ユーザ検索にて指定している条件が誤っている可能性があります。

例えば、コンバージョンでの検索を行った際にコンバージョン・イベント属性による絞り込みを意図せずかけていないかなど、
指定条件が誤ってないかご確認ください。
また、テスト計測のデータが確認できない場合は、コンバージョンテストを行った期間、対象コンバージョンポイントが指定されていることを改めて確認して下さい。

6. 2000名以上のユーザが検索条件にマッチしている

ユーザ検索後のユーザ一覧画面にて表示されるユーザは最大で2000名までです。

そのため、検索条件が広く2000名以上のユーザがヒットするような場合、お目当てのユーザが一覧に出てこない可能性がございます。
そのような場合は、検索条件を狭めて検索するようにしてください。

7. Firebase 計測のオプトアウトをおこなっている

ユーザが Firebase 計測 のオプトアウトをしている場合、USERGRAM にはそのデータが表示されません。
(Firebase のオプトアウト機能については こちらをご参照ください)
お客様側のログと突き合わせを行う際などにはその点ご注意ください。

また、お客様自身によるテストの場合、Firebase 計測 のオプトアウトを off にしてテストを実施して下さい。

8. 対象ページが「計測対象サイト」に登録されていない

アプリ内ブラウザの計測を行う場合、アプリ内ブラウザの表示対象となるページを「計測対象サイト」に登録する必要がございます。

計測対象サイトの設定漏れがありますと、アプリ内ブラウザでの行動が計測されませんので、設定のご確認をお願いいたします。計測対象サイトの設定については こちらをご覧ください。

9. サービスIDが正しく取得できていない (サービスIDを取得している場合のみ影響あり)

サービス ID が正しく取得できていませんと、サービス ID での検索を行っても計測データが表示されません。

こちらでご案内しているサービスIDの取得の実装が正しく行えているかご確認ください。

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