ユーザ分析AI GRAM君
「ユーザ分析AI GRAM君」は、行動観察画面で取得されたユーザ行動データを生成AIで分析し、ユーザ行動の解釈やインサイト抽出を支援する機能です。これにより、行動データ分析業務の効率化と精度向上が期待できます。
生成AIは、Azure OpenAI Service 上で実行されており、OpenAI gptモデルを使用しています。
※本機能はオプション契約にて提供いたしますので、詳細につきましては弊社営業担当までお問い合わせください(営業担当がご不明な場合は、sales@bebit.com までお問い合わせください)
画面仕様
- 行動観察画面において、訪問のヘッダに配置されている「ユーザ分析AI」ボタンをクリックすることで、画面右側にGRAM君エリアが表示されます。エリアにある「分析する」ボタンをクリックすることで分析を開始します
- すでに分析結果が表示された状態で、別の訪問の「ユーザ分析AI」ボタンをクリックすると、対象訪問を変更して分析を再実行できます。「元の画面に戻る」をクリックすると再分析は行わず、元の分析結果を表示します
- 「訪問別」のセクションには訪問ごとの分析結果を表示します
- セクション右上の矢印ボタンで、前後の訪問の分析結果に表示を切り替えられます
- 分析結果は最大11訪問分(選択された訪問の前後最大5件ずつ)表示できます
- 「まとめ」セクションには、全体的なまとめとして「ユーザー行動の特徴」と「課題や改善の方向性」を提示します
- 提示の内容は下記情報を元にしています
- 訪問別分析結果
- ユーザ属性
- ビジネス指標
- 提示の内容は下記情報を元にしています
- 統計情報として下記情報を表示します
- 対象訪問:選択した訪問の日付および時間 ※青文字の期間をクリックすると、行動観察画面で対象訪問が表示されます
- 対象期間:対象となった全訪問の始まりから終わりまでの期間
- 行動数:対象となった全訪問のCV数・PV数およびそれらの合計
- 対象期間のCV一覧:対象となった全訪問で発生したCVの内訳 ※クリックで開閉可能です
- エリア左上のコピーアイコンをクリックすると、分析結果の文字列をコピーできます
- エリア右上の閉じるボタンをクリックすると、エリアを非表示にします
- 画面右に配置されているGRAM君アイコンをクリックすると再度エリアを表示できます
- エリア最下部には今月のトークン利用状況が表示されます
分析対象
対象の訪問
選択した訪問を中心に前後に最大5訪問ずつ、計最大11訪問内の行動データが分析対象です。
対象の行動データ
契約内容や設定の有無により下記の行動データとその行動が発生した時間が分析に使用されます。
| 行動種別 | 使用される情報 | その他 |
|---|---|---|
| ページビュー | ページタイトル、URL | |
| コンバージョン | コンバージョン名、属性 | |
| イベント | イベント名、属性 | |
| スクリーンビュー | スクリーン名 | アプリ計測データがある場合 |
| 起動・削除 | 種別 | アプリ計測データがある場合 |
| ビジネスイベント | ビジネスイベント名、値 | インポートデータがある場合 |
| 行動履歴 | 行動履歴名、値 | インポートデータがある場合 |
| ユーザの情報 | ユーザ属性、ビジネス指標 | インポートデータがある場合 |
| 使用デバイスの情報 | PC, iPhone, iPad, Android |
※特定の行動種別の行動データのみを分析に使用するといった、分析対象データのカスタマイズはできません
生成AIに渡される行動データの取り扱い
- 生成AIに渡されたデータの取り扱いについては Azure OpenAI Service の仕様に従います。モデルのトレーニングには使用されません
- 本機能を用いて生成された分析結果は、弊社が管理するデータベースに最長30日間保存された後に削除されます
トークン数の利用上限について
生成AIでは、テキストの入出力時に文章を小さなパーツに分解して扱っており、そのパーツは "トークン" という単位で呼ばれております。本機能を使用すると、生成AIによる分析の対象となる訪問に含まれている行動データ、また生成AIによる分析結果に応じてトークンが消費されます。
※基本的に入出力のテキスト量に比例してトークン数が多くなります
アカウントごとに月間利用上限トークン数を設定しており、上限に達すると当月は利用できなくなります。利用トークン数のカウントは毎月1日にリセットされます。なお、利用トークン数が月間利用上限トークン数を超えなかった場合でも、差分のトークン数を翌月に持ち越すことはできません。