2025/06/20 オフラインデータインポートにおける無効なサービスIDの除外
概要
現在USERGRAMでは、同一のサービスIDで短期間に大量のアクセスがあった場合、行動観察に適さない行動データになってしまうことに加え、そのようなユーザ行動がシステムの負荷にもなってしまうため、このようなサービスIDの値を "無効なサービスID" としてそのユーザから切り離して除外しています。
ただ、オフラインデータインポートでは、Cookieのようなユーザ同定に必要な一時的な識別子を付与していないため、無効なサービスIDの除外をしていません。このため、オフラインデータインポートによってシステム負荷になるサービスIDが取り込まれる状況が残されていました。
対応方針
この状況を解決するため、オフラインデータインポートにおいて無効なサービスIDに対応することといたしました。具体的には、無効なサービスIDによるユーザ行動そのものがインポートから除外されます。
また、無効なサービスIDによる行動がどの程度除外されたかを把握するため、除外されたサービスIDの件数を「インポート履歴」画面に表示いたします。具体的なサービスIDの値については画面に表示されませんが、サポート窓口まで問い合わせいただければお伝えいたします。
移行期間
当対応によるお客様への影響を考慮し、下記のように2段階に分けて無効なサービスIDの適用を進めてまいります。
- 第1段階(2025年6月中): 無効なサービスIDの件数表示開始
- 第2段階(2025年8月頃): 無効なサービスIDのユーザ行動除外開始
第1段階では、オフラインデータインポートで取り込まれたファイルにおいて無効と判定されたサービスIDの件数を表示いたします。この時点では無効なサービスIDを含むユーザ行動はインポートから除外されません。
第2段階では、無効なサービスIDの件数表示に加え、オフラインデータインポートで取り込まれたファイルにおける無効なサービスIDと判定されたユーザ行動がインポートから除外されます。
なお、実際に取り込まれなくなる影響をできるだけ少なくするため、第1段階から第2段階への移行期間を十分に確保する予定です。
お客様への影響と対応
オフラインデータインポートをご利用中のお客様は、第1段階のリリース後に、無効なサービスIDと判定されたサービスIDの件数を「インポート履歴」画面よりご確認ください。
該当する無効なサービスIDの値を確認されたい場合は、下記情報を添えてサポート窓口までお問い合わせください。
- クライアント名
- 対象ファイル名
件数が顕著であるなどユーザ行動観察上無視できない場合は、サービスIDの修正をご検討ください。第2段階までに修正されることを推奨いたします。
本件に関するご連絡は、下記サポート窓口までお願いいたします。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
▼お問い合わせ先
株式会社ビービット ソフトウェアサービス サポート窓口 (メール:ug_support@bebit.com)