2022/09/28 新機能 (GRAM君) リリースのお知らせ
2022 年 10 月 3 日(月)に新機能 (GRAM君) のリリースを実施します。(反映は 14 時以降を予定)
詳細は下記をご覧ください。
GRAM君(β版) 概要
GRAM君(β版)の狙い
GRAM君(β版)は、手間いらずで全体像からインパクトの大きな切り口を見つけ(レポート)、その切り口の中で代表的なユーザ5名の行動を観察する(行動体験ツアー)ことで、ユーザ理解を深め、サイト課題の発見をサポートすることを目的としています。
提供する機能概要
レポート[全体]
「サービス全体で何が起こっているのか」および「サービス全体で重要なユーザ行動」を定量的に把握するための機能
レポート[コンバージョン軸]
CV改善のためにインパクトのある切り口を発見するために、「コンバージョンに至るまでの主要なユーザ行動(メインジャーニー)と離脱ルート」を定量的に把握できる機能
気になるルートに該当するユーザの行動観察にシームレスに移行できることで、課題箇所の特定から課題要因分析までの効率化をサポートする
行動ラベル設定 (レポート[コンバージョン軸]に付随する機能)
レポート[コンバージョン軸]で表示されるメインジャーニーをより俯瞰的、文脈的に把握できるようにするために、URLに意味づけ(行動ラベルの付与)を行う機能
メインジャーニーに出現しやすいURLにページの内容を表す行動ラベルを設定することで、似ているユーザ行動を同じラベルにまとめることが可能となる。この設定により、ジャーニーの各ルート間の違いがより明快になり、また流入付近のルートも表示されやすくなるなどCVユーザのジャーニーの全体像の把握を実現する
ユーザ行動体験ツアー(行動観察画面)
レポート[コンバージョン軸] にて指定したルートに該当するユーザ行動を追体験し、課題の有無の確認、課題の要因分析を行うための機能
メインジャーニーからルートを指定する時点で、観察文脈が一定構築されることに加え、見るべきユーザ、見るべき行動詳細をピンポイントで提示するため、利用者の探す手間を省き、より効率的な行動観察、課題要因を可能とする
利用可能なお客様
本機能は、USERGRAMをご利用中の全お客様で利用できます。
ただ、利用に際しては 管理者権限もしくは利用者権限のIDが必要となります。
また、β版につき日本語のみの提供となります。
集計対象データならびに期間
- レポート機能共通の集計対象データは、ウェブ計測のうちPCユーザの行動データのみです
- ウェブ計測のPCユーザ以外のデータ、アプリ計測のデータならびにオフラインデータは、本リリース時点では対象外です
- レポート機能共通の集計期間は、ご利用環境のブラウザ/デバイスのタイムゾーンでの表示日から遡って、30日前~2日前の28日間です
- 例:2022/4/30 JST に本画面を表示した場合、集計される期間は2022/4/1 00:00 JST ~ 2022/4/28 23:59:59 JSTになります
GRAM君(β版)へのアクセス方法
USERGRAMトップ画面の右上のリンクテキスト「GRAM君(β版)」から本機能の画面に遷移できます。
GRAM君(β版)からは画面の上部右上の「通常版に戻る」から、従来通りのUSERGRAMに遷移できます。
各機能の紹介
レポート[全体]
USERGRAMトップ画面から遷移すると、「レポート[全体]」ページが表示されます。
レポート[全体]は、次の3つの集計データとそれぞれに対応したヒント欄で構成されています。
概要
概要には、「ユーザ数(期間内にいずれかのページを閲覧したユニークユーザ総数)」「ページビュー数」「イベント数」「コンバージョン数」が表示され、サイトの全体像を把握することができます。
PV/イベント/CV-発生回数(上位20件・散布図)
散布図は、発生回数上位20件のPV/イベント/CVのデータを対象として、以下の軸で表示されます。これによりサイトで起こった主要なユーザ行動を概観することができます。
- 縦軸:ユニークユーザ数
- 横軸:PV/イベント/CVの発生回数
PV/イベント/CV-発生回数(上位20件・テーブル)
「PV/イベント/CV-発生回数(上位20件・散布図)」で散布図に表示したデータと同じデータがテーブル形式で表示されます
ヒント欄
各集計データの読み取りを補助するテキストが「ヒント」として表示されます。
レポート[コンバージョン軸]
トップメニューの「コンバージョン軸」タブを選択すると、レポート[コンバージョン軸] の画面へ遷移します。
本画面は、集計対象のCVを選択するプルダウンメニューと、集計結果を「メインジャーニー」として表示する領域で構成されています。
CV選択プルダウンメニュー
- 計測中のCVの中から、メインジャーニー(コンバージョンに至るまでの主要なユーザ行動)を表示させる対象を選択できます。
選択したCVまでのメインジャーニー
- プルダウンメニューで選択されたCVのメインジャーニーは、大きく下記の要素から構成されます
- 集計の概要
- 対象CV名/対象期間/対象期間の全CVユーザ数
- ルート
- CVまでのユーザ行動(PV/イベント/CV)を訪問単位で集計し、各行動ごとのユーザ数の推移を表示
- 離脱ルート(トグルボタンによるON/OFF)
- 各ルートから中途で離脱したユーザ数を表示
- ツアーを見る(リンク)
- 各ルート/離脱ルートに該当するユーザ(最大5名)のユーザ行動体験ツアー(後述)への導線
- 集計の概要
- 独自のアルゴリズムにより自動でルートを算出、該当ユーザ数の多い順に最大15件(包含表示の子ルートを除くと最大10件)のルートを表示し、選択したCVが主にどのような行動で達成されているのかを捉えることができます
- 離脱ルートを表示することで、ルート上で次の行動に進まなかったユーザを捉えることができ、CV達成のボトルネックになっている可能性がある箇所に当たりをつけることができます
ヒント欄
メインジャーニーの読み取りを補助するテキストが「ヒント」として表示されます。
行動ラベル設定へのリンク
- 行動ラベル設定(後述)へのリンクが、管理者権限のIDでのみ表示されます
- 設定を行うことで、メインジャーニーが行動ラベル単位で集計および表示されるようになり、CVまでのユーザ行動をより俯瞰的かつ文脈的に読み取ることができるようになります
行動ラベル設定
計測したページURLに、そのページの内容を表すメタデータとしての行動ラベルを設定する機能です。本機能はレポート[コンバージョン軸]に付随し、本機能にてURLに行動ラベルを設定することで、ジャーニーを行動ラベルで表示することができます。
利用可能な権限
- 行動ラベル設定ページへのアクセス、および行動ラベル設定(変更・解除)は管理者権限のIDでのみ可能です
- 設定された行動ラベルは、アカウント全体に対して共通に反映されます
行動ラベルの設定方法
行動ラベルは「指定したコンバージョンをしたユーザが、コンバージョン前によくアクセスしたURL(最大60件)」に対して設定するため、コンバージョン毎に設定可能なURLが異なります。
コンバージョンをプルダウンリストから選択し、表示されたURL(最大で60件)に対して、予め用意された12個のラベルをクリックしてラベル設定を行ってください。設定終了後は、画面上部の「戻る」リンクからメインジャーニーに戻ることで、行動ラベルを用いたメインジャーニーを確認できます。
URLの抽出条件
- 対象データはウェブ計測のうちPCユーザの行動データのみです
- 集計期間は、ご利用環境のブラウザ/デバイスのタイムゾーンでの表示日から遡って30日前~2日前の28日間です
- 抽出対象の条件は以下の通りです
- CV訪問数の上位30ページ(そのページを閲覧後に同訪問内でCVをした訪問数)
- 全ユーザ対象のPV数上位30ページ
- 上記の重複は排除
- URLリストは日時で更新されます。URLの表示順や内容が前日から変化することがあります
ユーザ行動体験ツアー (行動観察画面)
「ユーザ行動体験ツアー」は、メインジャーニーで指定されたルートに該当するユーザ(最大5名)の行動を追体験(行動観察)できる機能です。見るべきユーザ、追体験すべき行動詳細をピンポイントに提示することから、「GRAM君がまるでツアーガイドのように見どころを案内するツアー」の意味を込めて「ツアー」と命名し、利用者の効率的な行動観察をサポートします。
ユーザの抽出
- メインジャーニーで指定したルートに該当するユーザが最大5名表示され、クリックで表示を切り替えられます
- 5名に限定しているのは、闇雲に多くのユーザを見るよりは、観察仮説を持った状態で、まずは5名程度の観察を行うことで、課題の有無確認や、課題の要因分析が一定できるためです
行動観察画面
- 行動概要では、訪問履歴を訪問バーで表すとともに、メインジャーニーで指定したルートに該当する訪問バー(「注目の訪問」)が濃い青色でハイライトされた上で、訪問バー上にリボンアイコンが表示されます
- 行動概要の各訪問バーはクリックできません。訪問履歴の頻度、間隔の確認にご利用ください
- 表示できる行動詳細は、「注目の訪問」と前後2訪問の合計5訪問分です
- 「注目の訪問」の行動詳細はデフォルト表示されています
- 各訪問タイトルをクリックすることで、行動の詳細が開閉できます
本件に関するご連絡は、下記サポート担当までお願いいたします。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
▼お問い合わせ先---------------
株式会社ビービット
ソフトウェアサポート担当
メール:ug_support@bebit.com
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