Treasure Data Web行動データインポート機能の概要
Treasure Dataインポート機能とは
Treasure Dataで計測されたデータを所定の形式でCSVファイルにエクスポートし、そのデータをUSERGRAMにインポートすることで、Treasure Dataで計測したユーザ行動をUSERGRAMで利用することができるようになります。
CSVファイルの各列の値は、タイムスタンプやページURL・ページタイトルなどの個々のデータ項目と紐付けられ、USERGRAM上に表示されます。
またページURLまたはページタイトルの値が特定の条件を満たしている行をコンバージョンと判定したり、コンバージョンに付随させてCSVファイルの特定の列の値をコンバージョン属性として表示したりすることも可能です。
これにより、既にTreasure Dataでデータ取得を行っていれば、新たにUSERGRAM用計測タグを設置しなくとも、USERGRAMで行動データを見られるようになります。また、コンバージョンを取得している場合、USERGRAM上で特定のコンバージョンポイントを踏んだユーザを検索できるようになります。
機能のご利用に必要な要件
USERGRAMへデータインポートを行う際は、Treasure Dataで計測したWeb行動データを指定のフォーマットに沿ったCSVデータの形に出力いただき、Amazon S3経由でデータをアップロードいただく必要があります。
インポート用データの作成、指定フォーマットへの変換、S3へのアップロードは、お手数ですが、お客様ご自身で行っていただきますようお願いいたします。
機能ご利用時に必要な作業
機能のご利用にあたっては、お客様にて以下の作業を行う必要があります。
- Treasure Dataを用いて貴社サイト上の行動データを計測する
- USERGRAM設定画面でWeb計測設定を行う
- USERGRAM設定画面でTreasure Dataインポート設定を行う
- サンプルCSVデータを作成し、弊社にフォーマットチェックを依頼する
- 本番インポート用CSVデータを作成し、アップロードする
データ連携の流れ
お客様側のデータフロー
まず、お客様ウェブサイト上の行動データをTreasure Dataを使って取得する必要があります。各ページにタグを設置しますと、ユーザがページを見るたびに計測タグが行動データをTreasure Dataへ送信します。
そして、計測された行動データをCSVファイル形式で吐き出し、ビービット側で用意したTreasure Dataインポート用のS3パスにアップロードする必要がございます。
USERGRAM側のデータフロー
USERGRAM側ではS3に新しいCSVファイルが設置されているかを定期的に確認し、新しいファイルがあればそのファイルを取得し、データの解析処理を行った後各種レポート画面へと反映されます。データのアップロードからデータ反映の完了まで、通常2~3営業日程度かかります。