CVまで惜しかったユーザの表示機能
閲覧行動から機械学習モデルがCVする確率の高いユーザと推定されたものの、実際にはCVしなかったユーザを「CVまで惜しかったユーザ」として表示する機能です。
本機能は「CVまで惜しかった」として提示されたユーザを観察し、CVに近かった理由を考察してもらうことを目的としています。
従来のUSERGRAMの機能ではCVユーザに着目できるようなものを提供しておりましたが、本機能はCVしなかったユーザを抽出することにより、従来とは異なった視点での観察が可能になります。
使い方
- ホーム画面に「CVまで惜しかったユーザ」というパネルで表示されます
- パネル内には、CVの一覧、抽出されたユーザの人数、該当期間が表示されます
- CVリストはスクロール表示されます
- いずれかのCV名をクリックすると、対象期間中にそのCVまで惜しかったと判定されたユーザの一覧が表示されます
- 本機能は管理者権限/利用者権限で利用可能です
- ゲスト権限では利用できません
仕様
- 抽出対象となるユーザは、機能ご利用日の直前の土曜日から遡って過去4週間 (28日間) に、サイトに訪問したが対象の CV にて CV しなかったユーザです
- 例)2019/10/18(金)に機能を利用した場合、2019/9/15(日)~10/12(土)にサイトに訪問したが、CVしなかったユーザが抽出対象となります
- 直近の土曜日から遡って過去8週間 (56日分) のデータをもとに、CVが惜しかったユーザを抽出します
- 8週間前~4週間前のデータを訓練データとして利用します。そのデータ内のURLごとの滞在時間を特徴量として機械学習モデルを作成します
- モデルの精度を高めるため、PV数が極端に少ない、あるいは極端に多い訪問は除外してモデルを作成します
- 4週間前~直近の土曜日までのデータをテストデータとして学習されたモデルに適用し、CVに至るであろう確率を各訪問に対して推定します
- 以下の2つの条件をともに満たす、CVに至る確率が高いと推定されたユーザを上位から最大200名抽出します
- 80%以上の確率でCVに至ると推定された訪問がある
- 4週間前~直近の土曜日までで対象のCVでCVしなかったユーザである
- 8週間前~4週間前のデータを訓練データとして利用します。そのデータ内のURLごとの滞在時間を特徴量として機械学習モデルを作成します
- 抽出されたユーザのアイコンをクリックすると、そのユーザの「CVが惜しかった訪問」に遷移します
- 「CVが惜しかった訪問」が複数ある場合は惜しい確率の最も高い訪問に遷移します
- 行動の概要では、CV が惜しかった訪問の訪問バーを黒で色付けします
- CVまで惜しかったユーザが抽出されなかった場合、該当CVのユーザは "0名" と表示されます
- ホームパネルのリンクも無効になります
- 一覧画面では、推定されたCV確率が高い順にユーザを表示します
- 集計は週次で行われます
- 毎週日曜日に、順次ユーザ一覧が更新されていきます
- 十分な訓練データがない場合は計算を実施しません
- 該当のCVの人数欄に N/A と表示され、クリックもできません
- 例えば以下のような場合計算が行われません
- データ計測開始から8週間 (56日間) に満たないアカウント
- 訓練データの期間 (8週間前~4週間前) に対象のCV回数がとても少ない場合
(新たに設定されたCVについても同様です)
- 該当ユーザが対象期間(機能ご利用日の直前の土曜日から遡って過去4週間)外にCVしている可能性があります
- 対象期間の前(直前の土曜日から遡って過去4週間より前)ならびに後(直前の日曜日から機能利用の直前)にCVした人が表示される可能性があります
- アカウントで設定しているCVごとにCVまで惜しかったユーザを抽出します
- あるCVでは最大人数の200人抽出されているものの、別のCVでは抽出人数が0人となることもあります
- あるCVについて惜しいと判定されたユーザが、対象期間内に他の種類のCVをしていることもあります
- 本機能での分析対象はウェブ計測、ネイティブアプリ計測です
- OMOのインポートデータは分析対象外です
- CV まで惜しかったユーザの集計対象となる CV は、計測中となっている全てのコンバージョンです
- ただし、アプリ計測の「初回起動」「アプリ削除」は集計対象外となります
- ホーム画面で表示される人数と、実際にボタンをクリックして表示されるユーザ数が一致しない場合があります
- CVまで惜しかったユーザは毎週日曜日に集計・更新されますが、その集計後、ユーザ同定処理によってユーザIDが変更されたユーザがいる場合、ホーム画面と一覧画面での人数ずれが発生します
本機能の注意点
- 本機能はβ版でのご提供になります。 皆様のフィードバック等を受けて機能の追加や修正、停止などの変更の可能性がある点ご容赦ください
- 本機能は、ウェブ計測、ネイティブアプリ計測が対象となります