2023/08/23 Chromeのサードパーティクッキー廃止に対する USERGRAM の対応方針

概要

2020年にGoogleは、Web 上のプライバシーを高めることを目的にChromeのサードパーティクッキー廃止の予定をアナウンスをしました。

2023年5月時点の情報では、2024年1月頃にテスト目的で、Chromeユーザの1%を対象としたサードパーティクッキーの廃止を予定しています。そして2024年9月頃から段階的に2ヶ月かけて、Chromeのサードパーティクッキーの廃止を予定しています。

※参考 Google側で公開しているスケジュール (参照元)

USERGRAM への影響

USERGRAM では、Chrome ユーザについてサードパーティCookie を利用した計測を行っています。

サードパーティCookie の廃止が適用された Chrome ユーザについては、サードパーティ Cookie を保存できなくなります。そのため、アクセスのたびに新規のサードパーティ Cookie が発行され、同じユーザとして行動履歴を観察できなくなることが分かりました。

USERGRAMにおける対応方針

ファーストパーティCookieを使った計測方式

USERGRAMにおけるChromeユーザの計測について、ChromeがサードパーティCookieを廃止するより前に、ファーストパーティCookie(およびlocalStorage)を使ったユーザ計測に移行する予定です。移行後はSafariユーザ向けと同一の計測方式となります。

計測方式の段階的移行

サードパーティCookieを使って計測しているChromeユーザをファーストパーティCookieを使った計測に段階的に移行します。

  • 現段階: サードパーティCookieを使って計測
  • 第1段階 (9月末頃予定): サードパーティCookieとファーストパーティCookieを併用して計測
  • 第2段階 (11月末頃予定): ファーストパーティCookieのみを使って計測

※第1段階・第2段階のリリースにつきましては、リリース日が近づき次第改めて詳細をご案内いたします。

第1段階でユーザがアクセスした場合、サードパーティCookieとファーストパーティCookieの紐付けを行います。これにより、これまで観察してきたChromeユーザを、今後も同一ユーザとして行動観察をできるようにします。

なお、第1段階で一度もアクセスがなかったユーザが、第2段階以降にアクセスした場合、USERGRAM上は別ユーザの行動として表示されます。この状況をできるだけ少なくするため、第1段階の移行期間を十分に確保する予定です。

複数ドメイン間のCookie引き継ぎ処理

ファーストパーティCookieを使った計測では、単一ドメイン内でのみ同一ユーザとして同定され、複数ドメイン間では異なるユーザとして同定されます。複数のドメインをまたいで同一ユーザとして行動観察するためには、お客様による複数ドメイン間でCookie 引き継ぎ処理が必要となります。この引き継ぎ処理は、第2段階の切り替えリリース前までを推奨しますが、任意のタイミングで実装頂けます。

お問い合わせ

本件に関するご連絡は、下記サポート担当までお願いいたします。 

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

▼お問い合わせ先---------------
株式会社ビービット
ソフトウェアサポート担当
メール:ug_support@bebit.com
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